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Your search : [ author:駱為竜] Total 3 Search Results,Processed in 0.111 second(s)
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1. 虚像と実像
日本社会の中で、いったいどれが実像で、どれが虚像なのか。これは、日本に常駐していたときもそうだったが、中国に帰国したいまも、訪日を終えて北京に帰るたびにつくづく考え込む問題である。「日本は狭い国でして」と日本の友人は謙虚によくそう言う。しかし私は、あながちそうだとは思わない。日本人は勤勉で、賢くて、他人の長所を学ぶことに長じている。長い民族文化の伝統を持ち、それを外来文化と融合させ発展させるという
Author: 駱為竜 Year 1991 Issue 1 PDF HTML
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2. 平凡で偉大な教師
中日平和友好条約締結二十周年に当たる今年は、北京大学の創立百周年に当たる。内外からやってきた北京大学日本語科の卒業生たちは、集会のたびにいつも、中日両国人民の友好事業に大きく貢献した日本人女性教師児玉綾子さんの遺徳をしのぶ。三年前の六月二十二日、彼女は北京協和医院で永眠したのだ。北京八宝山革命烈士公墓にある彼女の記念碑にはよく生花が飾られ、人々の哀悼の気持ちを無言のうちに表わしている。三年前の六月
Author: 駱為竜 陳耐軒 Year 1998 Issue 6 PDF HTML
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3. お隣との“家族づきあい”
前後二回、あわせて十年間、私は東京で駐日記者の生活をおくった。二度目の時は、家内も一緒だったので、日本の庶民と同じアパート暮らしだった。港区白金六丁目の新しいアパートで、日あたりもよく設備も整っており、満足できたのだが、引っ越ししたその日から、私たちは“当惑”することになってしまったのである。お風呂に入って体をあたためようと思ったのだが、長い間寮の生活をしていた私は、日常生活の機械には弱いためだろ
Author: 北京ジャーナリスト協会副秘書長 駱為竜 Year 1988 Issue 2 PDF HTML