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Your search : [ author:趙莘] Total 23 Search Results,Processed in 0.156 second(s)
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1. 工業都市にかわったクシづくりの町―常州
発展途上にある新中国の社会主義工業にみられる特徴の一つは、上海、天津、瀋陽、武漢など大工業都市の工業が急速な発展をとげている一方、まえには近代的な工場をもっていなかった多くの中、小都市にも新しい工場が誕生していることである。その例が上海と南京を結ぶ滬寧線の中間に位する常州だ。常州は中都市で、一九六六年のプロレタリア文化大革命いらい、工業生産高を年平均一三·九%の割合でのばしている。ということは、社
Author: 趙莘 Year 1976 Issue 8 PDF HTML
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2. 上海市の紡績労働者毛信賢
上海市第二十七織物工場の女性労働者毛信賢さんはかつて「四人組」に二年間も迫害されつづけてきた人だが、いまでは、工業の分野でくりひろげられている「大慶に学ぶ」運動のなかでの模範的労働者としてたたえられている。上海市第二十七織物工場の門をくぐると、そこから職場の中まで、いたるところに毛信賢さんにどのように学ぶか、という内容の大字報が張りめぐらされているのに気付く。記者がここを訪れたとき、工場の会議室で
Author: 趙莘 Year 1977 Issue 6 PDF HTML
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3. 良質の布地をつくる上海の第三十三綿紡織工場
中国の輸出布地は、品質を保証するため、必ず政府の輸出商品検査部門できびしい検査を受けねばならないことになっている。ただ上海の第三十三綿紡織工場がつくった綿布は例外だ。この工場は製品の品質がよいことで有名である。一九六一年いらい、ここの製品は政府の輸出商品検査部門から「検査免除」の待遇を受けている。全国の紡織業界でも、ここは初めてこのような栄誉を荷ったところなのである。もちろん、このような信任をかち
Author: 趙莘 Year 1978 Issue 2 PDF HTML
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4. 命ある限り 祖国のために
陳箎(ツエンツー)氏が甲状腺ガンを患って、北京医学院ガン研究所に入院していると聞いたので、その日の午後三時、見舞いに行った。四二三号の病室に入ると、意外にも陳箎氏は机に向かって勉強をしていた。ドアに背を向けて、読書に熱中していたかれは、ノックの音にも気づかなかったようだった。陳箎氏は冶金工業部鉄鋼研究所の技師で、物理実験室の主任でもある。今年五十歳、冶金研究に三十年近くも力を注ぎ、中国における材料
Author: 趙莘 Year 1978 Issue 7 PDF HTML
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5. 蘇州地区の「1トン田」
ずっと南、珠江の三角州、江南の杭嘉湖平原(杭州、嘉興、湖州を中心にした平野)、洞庭湖畔、それに、昔から、実りの国といわれる四川省など―これらの地域は、すべて、中国では名のとおった「穀物倉(ぐら)」である。全国食糧総生産高四億トンを目指して突進中の昨今、これらの米どころでもきっと新しい工夫が見られるに違いない。こう考えてすぐ訪問してみようと思ったのは、連続高収穫の実績をあげている江蘇省蘇州地区である
Author: 趙莘 Year 1979 Issue 2 PDF HTML
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6. 中国の素粒子論研究について
今年の一月、中国科学院主催の素粒子論シンポジウムが広州で六日間にわたって開かれた。私は中国の素粒子論研究の現状と研究成果を取材するため、この会議に出席した科学院理論物理研究所の副所長何祚麻教授を訪ねた。私が訪問したのは、何氏がちょうど、広州から帰京し、いままた訪米の準備で多忙なときだった。ちなみに何氏は複合粒子の場の量子論や複合粒子相対性論の方程式に関する研究で多くの業績をあげている。何氏はシンポ
Author: 趙莘 Year 1980 Issue 7 PDF HTML
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7. 「漢俳」―俳句形式の中国詩
幽谷発蘭馨, 上有黄鸝深樹鳴, 喜気迎俳人。まず、漢字の数に注意していただきたい。五字、七字、五字になっている。これは「漢俳(ハンパイ)」、つまり中国流の俳句なのである。漢字で意味をたどれば、幽谷に蘭の香がただよい、森の深みにうぐいすの声がして、俳人をよろこびむかえる、といったところだが、日本の俳句の形に訳せば、さしずめ、「客むかへ谷間に匂へ蘭の香よ」とでもなろうか。じつは、これは一昨年五月、日本
Author: 趙莘 Year 1982 Issue 1 PDF HTML
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8. 精神病患者のための病院
北京に安定病院という精神病患者専門の病院がある。この病院は北京市の西北、徳勝門外の小さな路地の奥まった静かなところにある。敷地は二ヘクタールもあり、男女別の病棟が五つ並んでいて、中央は花や木を植えた庭園になっている。その木陰の下では、白衣を着用した男女の精神病患者が野外活動を楽しんでいた。バドミントン、ピンポンに興ずる者、将棋、トランプに熱中する者、散歩をする者、あるいは、長椅子に坐って休む者など
Author: 趙莘 Year 1982 Issue 2 PDF HTML
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9. メタンガス利用の小型発電所
村に発電所がある日の夕方、とつぜん天候が急変した。たまたま、あと一息で、江蘇省武進県万綏人民公社仁厚(レンナウ)第一生産隊の社員王培全家の瓦葺きの家が最後の屋根瓦を敷いて完成するところだった。もし強い風雨におそわれると、いま築いたばかりのレンガの壁がたちまち倒れてしまうおそれがあっ、た。そこで、彼らは徹夜の突貫工事をすることにした。だが運悪く、その日は停電日にあたっていた。頭を抱えているところへ、
Author: 趙莘 Year 1982 Issue 3 PDF HTML
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10. 上海の仲見世―豫園
上海を離れてから、かれこれ二十年になる。その間、何回か帰省したこともあるが、滞在期間が短かったため、あちこち見てまわる時間はあまりなかった。今度こそは、どこか想い出の場所をゆっくり歩いてみたいと思っていたら、いよいよ行く段になって、娘がおみやげにヘアピンを買ってきてほしいと言う。それならということで、昔から有名な工芸品市場―上海市の城隍廟を思い付いた。城隍廟は昔から買物客で賑わうところである。落ち
Author: 趙莘 Year 1982 Issue 4 PDF HTML