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Your search : [ author:袁慕萍] Total 6 Search Results,Processed in 0.115 second(s)
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1. 毛沢東時代の子供たち
ある土曜日の午後、わたしは北京(ペイチン)市西城(シーチヨン)区第一中心小学校の二年生の少年先鋒隊員といつしよに北海(ペイハイ)公園へゆき、《隊の日》を楽しくすごす予定だつた。ところが、あいにくこの日は天氣がわるく、いまにも一雨きそうな空模樣である。学校にかけつけると、輔導員をかねているクラス担当の梁玉玲(リヤンユイリン)先生が生徒たちにお話ししているところだつた。「天氣予報では、おひるから雨が降
Author: 袁慕萍 Year 1959 Issue 10 PDF HTML
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2. 天安門広場をたたえる
朝の日ざしを浴びながら、わたしは首都北京(ペイチン)の中心にある天安門(テンアンメン)広場にいつてみた。この前行つたときからまだ半年はたつていない。だのにもうそこは見ちがえるようになつていた。あのみなれた天安門と人民英雄記念碑がなかつたら、てつきり道をまちがえたと思つたにちがいない。夏の盛りにやつてきた時には、工事の足場が林のように立つていた。あちこち掘りかえされて、穴のそばに土がうずたかく積まれ
Author: 袁慕萍 Year 1959 Issue 11 PDF HTML
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3. 民族文化宮
北京(ペイチン)の天安門広場から西長安街(シーチヤンアンチエ)を西へ向かつてゆくと、この大通りの西端に民族形式ゆたかな建物が見える。中央には反りをうつた瓦屋根をいただく一三階の塔がそびえ、その塔を中心に左右に両翼をはつてどつしりと腰をすえたこの建物はなかなかの壮観である。屋根その他いちぶの装飾にもち。られている青い瑠璃(るり)瓦と建物ぜんたいをおおう純白のタイルとの色彩のあざやかなコントラスト、伝
Author: 袁慕萍 Year 1960 Issue 3 PDF HTML
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4. 温かい祖国のふところへ
インドネシアで迫害をうけ、生活の道を失つた華僑を祖国に迎えるため、中国政府がインドネシアへおくつた第一次引揚船が一路祖国へ船足をいそがせていた二月の下旬、祖国の南の大都市広州(クワンチヨウ)では、海外からかえる同胞を迎える準備が着々とすすめられた。帰国者の出迎えと接待のために、中央の機関や雲南(ユンナン)、広西(クワンシー)、福建(フーチエン)、広東(クワントン)などの各地からは毎日のように責任者
Author: 袁慕萍 Year 1960 Issue 5 PDF HTML
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5. ある家庭の移り変り
天津(テンチン)に着くと、都市人民公社が誕生してからいたるところに民主的な、むつまじい、幸せな新しい家庭が続出しているという話を耳にした。祖父から親、子と三代にわたる二五人の大家族をようしている于海庭(ユイハイテイン)さんの一家はそうした家庭のひとつである。わたしは、繁華な和平(ホーピン)区から河北(ホーペイ)区鴻順里(ホンシユンリー)人民公社へと向かつた。広い大通りをいく度かまがり、託児所、幼稚
Author: 袁慕萍 Year 1960 Issue 8 PDF HTML
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6. 父兄の力もあずかって
後桃園(こうとうえん)(ホウタオユワン)小学校は北京市西四(シースー)区の後桃園胡同という小さな橫町の奧にある。このひつそりした橫町を入つてゆくと、赤煉瓦の塀に囲まれた旧式の平屋造りの建物のなかから、元氣そうな子供たちの唱歌や読本を読む声が聞えてくる。校門を入ると、日のよくあたる庭がまず眼につく。ここには大小さまざまの植木があり、塀の內側に沿つて赤、靑、黃など色とりどりの花が満開だつた。庭の右手に
Author: 袁慕萍(ユワンムーピン) Year 1958 Issue 4 PDF HTML