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Your search : [ author:編·え 羅金湖] Total 16 Search Results,Processed in 0.186 second(s)
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1. 兵法三十六計〈その11〉
戦いの場では百%無傷の勝利を望むのは無理だ。いかに犠牲を小さくして、全局の勝利を収めるかが現実の課題となる。「李代わりて桃優る」とは、あれとこれとが入れ代わりになること。李(すもも)が生長するためには桃が倒れるほかはないという状況をさしている。孫膿が立てた作戦は無傷の勝利を夢想するものではなく、初めから不可避の損害を計算した実践的なそれだったのだ。
Author: 編·え 羅金湖 Year 1992 Issue 11 PDF HTML
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2. 混戦の計③ 金蟬脱殻(きんせんだつかく)
金蟬は金で蟬をデザインした冠。金蟬脱殻はもぬけの殻(から)となること。戦国の世では盟友がいつ敵になるか油断もすきもなかった。楚は盟約に従って韓とともに戦うと見せかけて、秦のほこ先を巧みに韓一国に向けさせ、まんまと自国を保全した。次回は「門を関して賊を捉う」ご期待を……
Author: 編·え 羅金湖 Year 1993 Issue 9 PDF HTML
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3. 混戦の計④関門捉賊(門を関(とざ)して賊を捉(とら)う)
「門を関して賊を捉う」とは、忍び込んだ泥棒をとじこめてとらえること。唐代の末、農民起義軍をひきいた黄巣は、占領した長安をいったん放棄して、唐軍を呼び込んだ。次回は「遠交近攻」ご期待を……
Author: 編·え 羅金湖 Year 1993 Issue 10 PDF HTML
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4. 混戦の計⑥仮途伐虢(途(みち)を仮(か)りて虢(かく)を伐(う)つ)
小国は団結してこそ大国に対抗できる。大国にしてみれば、その団結を破らないと、小国だからいってあなどることはできない。大国晋が小国の虢と虞を併合するために、策を用いてまず虞国の領内を通る許可をとったとき、虞と虢は自滅の道を歩み始めた。次回は「梁を偸んで柱を換う」ご期待を……
Author: 編·え 羅金湖 Year 1993 Issue 12 PDF HTML
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5. 優勢の計① 満天過海(天を満して海を過ぐ)
隠密行動は兵法の常道である。敵の眼をあざむくのはその一つ、味方の眼をあざむくのも、また一伍だ。「天を隔して海を過ぐ」は味方をあざむいた好事例。天とは皇帝。皇帝みずから渡海作戦に乗り出してはみたものの、大海を前にして気がなえた。皇帝に船出させる作戦は白昼堂々、衆人を巻きこんで実行された。次回は「囲魏救趙」ご期待を‥‥
Author: 編·え梁軍 Year 1992 Issue 1 PDF HTML
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6. 兵法三十六計(その4)
『孫子·軍争編』が出典。逸は安楽、労は疲労。泊軍の将兵をたっぷり休養させる一方、敵を疲れさせ、機会をとらえて徹底的にたたく作戦。戦国時代の末期、六十万の大軍を率いた秦の将軍王臨はこの孫子の兵法を実践、最後の強敵楚を滅ぼし、秦の中原統一を実現した。
Author: 編·え梁軍 Year 1992 Issue 4 PDF HTML
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7. 攻戦の計⑤ 抛磚引玉(磚(せん)を抛(なげう)って玉(ぎょく)を引く)
唐の詩人常建為は趙霞と競作して、まず前の二句を壁に書いた。趙霞は立ち所に後の二句を書いたが、それは常建為の句よりまさっていた。後人は、これを「磚を抛って玉を引く」(煉瓦を捨てて玉を拾う)といった。戦術では、小利を与えて敵を釣り出し、完勝する意味に使う。次回は「賊を擒にし王を擒にす」ご期待を……
Author: 編·え 梁軍 Year 1993 Issue 5 PDF HTML
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8. 攻戦の計⑥擒賊擒王(賊を擒(とら)えるには王を擒えよ)
杜甫の詩に「人を射るにはまず馬を射よ、賊を擒(とら)えるにはまず王を擒えよ」という。諺の「蛇を打つには頭を打て」と同じ意味だ。唐の将軍李塑(りそ)は百三十里を急行して蔡州城に攻めかかり、敵の主力を撃破してその首領を捕えた。綿密な準備と迅速な行動によって三十年も続いた反乱を一挙に鎮めたのである。次回は「釜底、薪を抽く」ご期待を……
Author: 編·え 梁軍 Year 1993 Issue 6 PDF HTML
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9. 混戦の計①釜底抽薪(釜底(ふてい)、薪(たきぎ)を抽(ぬ)く)
釜の下から薪を取ってしまって、煮えたぎる湯の勢いをとめる。出典は『呂氏春秋(りょししゅんじゅう)』で、熱湯の勢いをとめようとして水を注いでも一時の役にしか立たない、火をとめることだという。問題を根本から解決すること。曹操は完全に劣勢だったが、大敵袁紹の急所を突くことによって、ついにその息の根をとめることに成功した。次回は「混水に魚を摸る」ご期待を……
Author: 編·え 梁軍 Year 1993 Issue 7 PDF HTML
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10. 混戦の計②混水摸魚(水を混(にご)して魚(うお)を摸(つか)む)
兵法書『六韜』はいう。「軍が浮足立ち、敵を恐れ、デマがとびかい、軍法を守らず、上官の命令をきかない。これらはみな敗北への道だ」ここに述べられている状況がすなわち「魚」であり、このような混乱に乗じて勝利をつかむべきである。劉備が荆州を乗っ取り、唐の張守珪が契丹の李過折と可突干の不仲を利用したのは、その好例といえる。次回は「金蟬脱殻」ご期待を……
Author: 編·え 梁軍 Year 1993 Issue 8 PDF HTML