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Your search : [ author:曾曙生] Total 4 Search Results,Processed in 0.107 second(s)
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1. 「聖なる湖」と「鬼の湖」
曾曙生氏は著名な登山家。氏が本誌に寄せたこの一文は、高峰の神秘のベールをはいで興味ぶかい。ナムナニのふもと、ランガツォの“鬼の湖”で中日合同登山隊の一行を待ちうけていたものは何だったのだろう。日本の友人とともにナムナニ(納木那尼)峰はヒマラヤ山脈に属し、カンリンボチェ(崗仁波斉)峰はカンティース山脈に属する。どちらも年中雪をいただく西チベットの高峰だ。一つは南に一つは北に位置し、一一〇キロほど離れ
Author: 曾曙生 Year 1986 Issue 1 PDF HTML
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2. チョモランマ 氷の魔術
チョモランマ峰は、地球の最高点として、海抜八八四八メートルの頂きが各国の登山家や科学者を引きつけているが、巨大な山容、気候条件の悪さ、酸素の欠乏など、頂上への道は険しい。一九六〇年から八一年にかけて、わたしはこの山に十二回行っているが、体験を通して変幻極まりないこの山の、崇高さと危険さを知り、また多くの不思議な現象も目撃した。氷塔が消えた一九六〇年、始めて中国登山隊と一緒にチョモランマ峰に登った時
Author: 曾曙生 Year 1986 Issue 2 PDF HTML
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3. シシャパンマ峰 雷雲と狼
恐怖の雷雲シシャパンマ峰は、八〇〇〇メートル級の高峰としては世界第十四位、ヒマラヤ山脈中央部の有名な高峰で、中国のチベット自治区のニャラム県内に位置する。海抜八〇一二メートル、完全に中国の領土内にある。雷や稲妻は、大自然がエネルギーを放出する一種特殊な現象である。夏には、世界各地どこでもこういう現象は見られるが、大自然のこの巨大な威力は、時として、人びとの生活に恐怖や災難をもたらすことがある。とこ
Author: 曾曙生 Year 1986 Issue 4 PDF HTML
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4. トムール峰 雪崩の脅威
トムール峰は、天山山脈の最高峰、新疆ウイグル自治区アクスウ地区のウェンスウ県内にそびえている。海抜は七四三五メートルだが、登攀難度はかなり高い山である。一九七七年に、わたしはこの山に対する偵察活動に参加したが、その翌年の正式登山にも加わり、頂上をきわめた男女二十八名の隊員の中の一人になれたことは、非常に光栄であった。雪崩から危うく命拾い一九七七年七月、トムール峰を偵察したとき、こんな記録を残してい
Author: 曾曙生 Year 1986 Issue 5 PDF HTML