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Your search : [ author:文·許振宇 写真·高弘奇] Total 10 Search Results,Processed in 0.095 second(s)
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1. 天台山と中日茶文化の交流
浙江省の天台山は古くからの茶の産地で、二千年前の秦·漢の時代には、すでに野生の茶の木があった。当時の山の民たちは、茶を利用して病気を予防したり治したりしていた。天台山の茶の栽培史は、三国時代、呉の赤烏年間(二三八~二五一年)にさかのぼる。古書によると、呉の方士で「太極仙公」と尊称された葛玄は、天台の華頂山を訪れて丹薬を練り、その合間には茶の木を植えて楽しんでいたという。華頂山には今も「葛玄茶畑」が
Author: 文·許振宇 写真·高弘奇 Year 2001 Issue 9 PDF HTML
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2. 心洗われる智者大師の説法所
天台山は仏教、道教の修業者たちが目指す霊山とされ、その風光明媚は、しばしば伝説の「蓬莱仙境」に喩えられる。五七五年、高僧の智顗が二十余人の弟子を連れてこの山に入り修業を開始し、後に禅寺を建て、現在まで大きな影響力を保っている天台宗を開いた。智顗(五三八~五九八)は高官の家に生まれたが、仏教との縁があったらしく、二十歳の時に出家し、当時の金陵(今の南京)に行って禅の教えを作り広めた。その後弟子を率い
Author: 文·許振宇 写真·高弘奇 Year 2001 Issue 10 PDF HTML
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3. 名高い道観·桐柏宮
「天下の名山、寺多し」ということわざがあるが、名山を好むのは道士(道教の僧)たちも同じである。そのため、仏教寺院のある名山には、往々にして道観(道教の寺)が置かれた。天台山も、まさにそれである。そこには仏教の名刹·国清寺や、道観で知られる桐柏宮などがある。仏教と道教が相和(あいわ)して成り立ったのは、中国文化の明らかな特徴だ。人々は寺院でおがみ、道観で香をそなえて、来世の「仏」の道と、現世の「道」
Author: 写真·高弘奇 文·許振宇 Year 2002 Issue 3 PDF HTML
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4. 華頂森林公園と華頂寺
浙江省の天台県は、県内に天台山があるため、その名が付けられた。主峰の華頂は標高一、一一○メートル。頂上に登って眺めると、重なりあうように華頂を取り囲む八つの高い峰を望むことができる。この山々はまるで八弁の蓮の花のように壮麗で、吉祥を表している。華頂の周囲は、雲海茫々としている。その雲の形はさまざまで、真綿のようにも見え、羊の群れが寝ているようにも見え、怒涛が逆巻くようにも見える。それが限りなく変化
Author: 文·許振宇 写真·高弘奇 Year 2002 Issue 4 PDF HTML
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5. 天台宗の発祥地
中国浙江省天台県の北方に位置する天台山は、風光がことのほか美しく、中国の文化史における名山である。天台宗の開祖である智顗(ちぎ)大師が、弟子を率いて天台山に登る前に、すでに徳の高い僧侶や有名な道士が、貴重な文化的な足跡を残していた。山中には多くの仏寺や道観があり、有名な人物ゆかりの遺跡もあって、それが濃厚な宗教的雰囲気を醸し出し、静けさの中にも天台山の文化の高まりを感じさせる。書家の王羲之、詩人の
Author: 文·陳虹 写真·高弘奇 Year 2001 Issue 11 PDF HTML
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6. 済公のふるさと·天台山
済公は、中国では誰もが知っている有名人だ。頭が切れて勇敢、ユーモアもある人の象徴で、「一休さん」の老人バージョンといったところだろうか。彼の物語は民間に広く伝えられていて、中には神話化しているものもあり、庶民から「活仏」として慕われていた。済公は実在の人物で、法名を道済、実名を李修元(一一三〇~一二〇九年)といい、南宋時代、天台県永寧村に生まれた。幼少時には赤城山で学び、のちに杭州の霊隠寺にて出家
Author: 文·陳虹 写真·高弘奇 Year 2001 Issue 12 PDF HTML
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7. 道教南宗の開祖·張伯端
天台山は、「仏国の仙山」として知られる仏教の聖地であり、道教の名山でもある。道教は、神仙信仰を中心とした中国の伝統的な宗教であり、中国文化の重要な構成要素である。道教が天台山で千八百年にわたって伝えられてきたことで、天台山の文化はさらに高揚した。三国時代の太極仙翁·葛玄(一六四~二四四)は、天台山に入った最初の有名な文化人であると言われている。彼は庵を建てて修行し、不老長生の丹薬を練り、茶を植えて
Author: 文·陳 虹 写真·高弘奇 Year 2002 Issue 2 PDF HTML
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9. 五百羅漢の道場―方広寺
天台県にある多くの寺院の中で、五百羅漢の道場―方広寺の名はよく知られている。方広寺は、天台県の県政府所在地から北へ十八キロ離れた風光明媚な「石梁飛瀑」の西側にある。樹木や竹林の中に見え隠れする寺院は、ひっそりとした環境の中にあり、仏殿の後ろの羅漢堂には、五百羅漢像が祭られている。これらの羅漢像は、生き生きとしていて、それぞれに特徴がある。国内外の観光客は、しばしば羅漢像の数を数えることを楽しみとし
Author: 文·陳虹 写真·高弘奇 Year 2002 Issue 6 PDF HTML
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10. 奇岩怪石の名所·寒明岩
浙江省天台県にそびえる天台山には、奇岩怪石が多い。県庁所在地から西南三十キロに位置する「寒明岩」は、そんな珍しい形をした岩石の宝庫で、天台県の八景の一つに数えられている。寒明岩は、「寒岩」と「明岩」からなる。寒岩は高さ十五メートル、幅四十八メートル、奥行き七十八メートルの大きな洞窟の名称だ。洞窟の内と外には、自然が生んだ千姿百態の岩石が集まっている。たとえば、洞窟の入り口の両側には、カメとヘビに似
Author: 文·陳 虹 写真·高弘奇 Year 2002 Issue 7 PDF HTML