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Your search : [ author:文·写真 馮進] Total 1140 Search Results,Processed in 0.089 second(s)
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1. 四川省栄昌県の陶器
栄昌は古い町だ。明代の洪武六年(一三七三)に開かれ、すでに六百年以上の歴史がある。全県の面積は約千平方キロ、人口は七十六万人。四川省重慶市が管轄する最東端の県で、陶器の里として知られる安富鎮と武城郷はこの県に属している。取材に訪れた日、栄昌県は小雨に煙って肌寒かった。県党委員会の黄くんが私を迎えてくれて、宿でのチェックインを終えると、私たちは街に夕食に出た。最初からそうするつもりだったのか、それと
Author: 文·写真 馮進 Year 1993 Issue 1 PDF HTML
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2. 安徽省祁門県の陶磁器
安徽省の南端にある祁門(きもん)県は祁門紅茶で有名だが、陶磁器の名産地としても知られている。町は唐の永泰二年(七六六)につくられ、明代になって製陶業が栄えた。この地に製陶業が起こった理由は二つ。一つは焼き物の都、景徳鎮が百五十キロと近かったこと。もう一つは土だ。『景徳鎮陶磁史稿』にも「明代に焼き物づくりが伸びるにつれて、原料供給地も浮梁の東南から祁門にまで広がった」とある。祁門の周辺は陶土鉱地帯だ
Author: 文·写真 馮進 Year 1993 Issue 4 PDF HTML
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3. 湖南省 竜山トウチャ族の陶器
湖南省の竜山県は一七二九年の創設。湖北省、四川省と境界を接し、省都の長沙市からは五百九十八キロ離れている。全県はちょうど巨大な手のひらのようで、南北百三キロ、東西三十二·五キロ。ここに住むトウチャ族は、日常生活で陶器を好んで用いている。漢族やそのほかの民族と同様、ここの陶器はトウチャ族の文化と密接な関係を持っているのだ。明代の竜山窯の陶器は非常に有名だったという。その窯跡から、日用陶器や青磁が発見
Author: 文·写真 馮進 Year 1993 Issue 6 PDF HTML
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4. 新作「風月」に挑む陳凱歌監督
今や国際的に著名になった陳凱歌監督は、新作「風月」を撮り終えたばかりで、北京映画製作所で最後の編集に入っていた。彼と会見の約束をした日の午後、その第三編集室に着くと、「入室おことわり」と大きく書かれたドアはぴったりと閉ざされ、プロデューサーが申し訳なさそうに「監督は編集の追い込みなんです。すみませんが、会見は二時間後にしてくれませんか」と言った。二時間後、ドアはまだ閉まっていた。居合わせた助監督の
Author: 文·写真 馮進 Year 1996 Issue 1 PDF HTML
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5. 北京の新景観
1949年の新中国成立以降、三千余年の歴史を持つ古都北京は大きな変化をとげ、旧北京市面積の10倍に相当する計2億1700万平方メートルの各種家屋を建設している。現在、全市の人口は1100万人弱、市区人口は600余万人、毎日の流動人口は329万人強となり、近年、北京を訪れる海外の旅行者は延べ200余万人に上る。現在の北京市都市計画面積1040平方キロ内では、過去15年間に3470万平方メートルの各種
Author: 文·写真 馮進 Year 1997 Issue 5 PDF HTML
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6. 復活した伝統技法から生まれた素朴さ
雲南省大理は、少数民族のペー(白)族の故郷である。大理の周城村では、山に生える植物の葉から採った染料で染める絞り染めが盛んだ。これはペー族の独特の技法であり、伝統の技を復活させたものである。「三月の大理は風景がすばらしく、蝴蝶泉のほとりできれいに化粧する。……蒼山の麓で金花を捜す、金花は私の恋人だ」―中国で人口に膾炙(かいしゃ)しているこの歌詞は、一九五〇年代末期の有名な映画『五朶金花』(五人の金
Author: 馮進=文·写真 Year 2005 Issue 4 PDF HTML
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7. 水運業で栄えた昔のおもかげ残す
蘭州市から約百十キロ離れた古鎮、青城には、清の康熙、乾隆、嘉慶、道光年間に建てられた五十以上の四合院式の古民家が現存している。康熙年間、水運業が発達した青城鎮には、各地方から商人が集まった。建築様式が北京、天津などの特徴を持っているのはそのためである。軒や扉など精巧で美しいレンガの彫刻や木彫は、当時の青城鎮の繁栄を今に残している。黄河の古い町青城鎮は、甘粛省蘭州市の東北の楡中県内に位置し、蘭州市か
Author: 馮進=文·写真 Year 2006 Issue 2 PDF HTML
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8. 茶と馬の交易で栄えた古代の道
昨年の国慶節の連休を北京で過ごした直後、慌しくシーサンパンナに駆けつけた。十月の雲南は、雷雨続きだった。 昆明から景洪までの高速道路は、車もそれほど多くはなかったが、七百キロ余りの山道を走るには、ほぼ丸一日の時間がかかった。車の中は蒸し暑く、風が通らず息苦しかった。フロントガラスにぱらぱらと雨の当たる音がした。次第に雨は強くなってゆき……。
Author: 馮進=文·写真 Year 2007 Issue 3 PDF HTML
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9. 鳥のように茶畑を俯瞰する
今までに何度も空中撮影をした経験はあるが、たった二人乗りのモーターグライダーで飛行するのは、今回が初めてだった。このモーターグライダーは、フランス製の三角翼で、空撮の必要があるとして、取材班が特別にトラックに載せて連れてきたものだ。茶園に響く茶摘歌最初に空撮を行ったのは、雲南省·思茅地区の大渡崗であった。ここには中国では最大級の一万ムー(一ムーは六·六六七アール)を超す茶畑がある。大渡崗に着いたと
Author: 馮進=文·写真 Year 2007 Issue 5 PDF HTML
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10. プーアル茶の都を探訪する
シーサンパンナを離れ、普洱(ブーアル)市に向かって北上した。まぶしい太陽が、切り立った山々から時おり顔を覗かせ、飛び跳ねる火の球のように私たちのあとをついてくる。平坦な高速道路が太陽に照らされ、銀色のリボンのごとく、くねくねと前方に延びていた。生産、交易の中心普洱市(二〇〇七年四月八日に思茅市から改名)は雲南省の南西部に位置する。面積は四万四千二百二十一平方キロメートルと、同省の市のなかでもっとも
Author: 馮進=文·写真 Year 2007 Issue 6 PDF HTML