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Your search : [ author:整理·王燮(ワンシエ)
え·虹霖(ホンリン)] Total 3 Search Results,Processed in 0.066 second(s)
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1. 石姑嶺ものがたり
とんと昔、虎頭山(フートウシヤン)のふもとには、松がこんもり茂つておつた。その松林のなかに、大勇(ターユン)という若者が住んでおつた。大勇は、畑をつくつたり、山で猟をしたりして、くらしておつた。ゲンコツをかためて石をコナゴナにうちくだくほどの力持ちだつたから、そのあたりに誰知らぬものはなかつた。大勇には、仲のよい友達があうた。阿松(アスン)という村でも評判の娘で、機(はた)おりや針仕事にかけては、
Author: 整理·王燮(ワンシエ) え·虹霖(ホンリン) Year 1958 Issue 12 PDF HTML
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2. 金のニワトリ
むかしむかし金鷄山のふもと一帶にこんな話がかたりつたえられていました。金鷄山には一羽の金のニワトリがすんでいて、金の倉の番をしている。每朝いちばんにときを告げるのもこの金のニワトリで、村のニワトリたちはその声を聞いてやつとときをつくるのだ。だから、もし金のニワトリが鳴かなかつたら、金鷄山はいつまでたつても夜があけない、というのです。金鷄山は高いけわしい山でした。山は大きな老木の密林におおわれていま
Author: 整理·王燮(ワンシエ) Year 1958 Issue 9 PDF HTML
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3. 金のかんざし
むかし、西湖(せいこ)(シーフー)のほとりに住む貧しい人たちは、なにか欲しいものがあると、それを紙にかいて湖に流したそうです。すると、自分の欲しいものがすぐに水の底から浮かんできたといいます。たいへん不思議な話ですが、それにはこういうわけがあるのでした。まだ杭州(こうしゆう)(ハンチヨウ)という町などもできていなかつた頃のことです。西湖から一里ほどはなれたところに、杏花(きようか)(シンホワ)村と
Author: 整理·楊琳美(ヤンリンメイ) え·虹霖(ホンリン) Year 1958 Issue 6 PDF HTML