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Your search : [ author:孟憲鈞] Total 4 Search Results,Processed in 0.305 second(s)
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1. 清·伊秉綬の隷書
清の乾隆·嘉慶年間(一七三六~一八二〇)といえば、当時は金石考証学が大いに盛んだった時代で、あらたに出土する金石碑版も日増しに多くなっていた。これらの金石に刻まれた銘文は、考古学の重要な資料になったのはもちろんだが、同時に、書道芸術の分野にも新鮮な素材を提供した。そして、碑学の隆盛にともない、篆書、隷書で名をなす書家が輩出したが、なかでも当時この人ありと謳われたのが伊秉綬である。のち、鄧石如、劉庸
Author: 孟憲鈞 Year 1982 Issue 9 PDF HTML
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2. 南朝·宋·劉懐民の墓誌
グラフ〈書道鑑賞〉もどうぞ昔は、徳行があり、功績のすぐれた人が亡くなると、よくその人の事績を誌した銘文の銅器を造り、芳名を永く後世に伝えるよすがとした。漢代の初めになると、石に銘文を刻んで墓側に埋めた。これが墓誌の起源である。多くの学者の意見では、後漢の延平元年(一〇六)の賈武仲の妻馬姜の墓記が墓誌のはしりだとしている。しかし、名実ともに墓誌といえるのは、やはり、南朝·劉宋時代(四二〇~四七九)の
Author: 孟憲鈞 Year 1985 Issue 1 PDF HTML
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3. 二爨(さん)碑
中国西南の辺境雲南省には、書道芸術史上で特別な地位を占めている碑が二つある。有名な爨竜顔碑(さんりようがんのひ)と爨宝子碑(さんほうしのひ)である。爨竜顔碑は、全称は「宋故竜驤将軍護鎮蛮校尉寧州刺史邛都県侯爨使君之碑」劉宋·大明二年(四五八)に建てられたもの。出土した時期はあきらかでない。現在、雲南省陸良県貞元堡小学校に保存されている。碑文は二十四行、一行四十五字、合計九百四字ある。清の道光六年(
Author: 孟憲鈞 Year 1986 Issue 3 PDF HTML
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4. 後漢·朝侯小子残碑(部分)
後漢(二五~二二〇)は、中国書道史上、重要な時期で、当時、鮮明な芸術的特色を持つ隷書がすでに成熟の段階に至り、曹全碑、礼器碑、史晨碑、張遷碑など、有名な石刻が多い。それぞれに趣きを持っているが、今月ご紹介する朝侯小子残碑もそのひとつだ。損傷がはげしいが、芸術的魅力ではほかの碑に劣らない。近代、出土したものの中で、鑑賞価値の高い一つに数えられる。この残碑は、一九一一年、陝西省長安県から出土し、現在、
Author: 孟憲鈞 Year 1987 Issue 6 PDF HTML