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Your search : [ author:呂 彤] Total 39 Search Results,Processed in 0.139 second(s)
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1. 自然保護区とボランティアたち
北京の建国飯店に勤務する常仲明さんは三十九歳の誕生日に、貯金三万元をはたいて、北京市から六〇キロの白羊溝という荒れ山を七十年間賃借した。ここに中国最初の個人の野性動物自然保護区を作るためである。数年前、「貧困脱出プロジェクト」により、農民たちが貧しい白羊溝から他地へ移転したばかりのところへ、農村生活の経験皆無の都会人が入り込んだのだ。「キジ、アナグマ、野うさぎでも保護するつもりかね」と山里の人々は
Author: 呂 彤 Year 1998 Issue 1 PDF HTML
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2. 全国人民代表大会の代表に選ばれた調理師
一九七四年の、初夏のある夜のこと。宴会場には、シャンデリアが輝き、貴賓が席についていた。テーブルには、山海の珍味がつぎつぎにはこばれてくる。これは上海を訪問中のフィリピンのマルコス大統領とその夫人を歓迎して、上海市革命委員会がもよおした盛大なレセプションである。会場には友好的な雰囲気がみちあふれていた。席上、大統領夫人は、調理師の花義盛(ホワイーシヨン)さんにきてもらい、大統領に会ってほしいと申し
Author: 彤文 Year 1976 Issue 3 PDF HTML
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3. 49回目の緊急通達―今こそ受験教育の見直しを
中国で一九九九年の秋から大学の学生定員枠が拡大されることが決まったとき、高校生や小中学生、そしてその親たちはホッと息をついた。これで受験戦争の激烈さも緩和されるだろう。しかし、名門大学に入るにはやはり苛酷な競争を勝ち抜かなければならない。結局、教師や親たちは気を抜けないし、子供たちも依然として大きなプレッシャーを感じている。本文は、前号で取り上げた学生定員枠の拡大に関する特集記事の続編である。学校
Author: 佟彤 Year 2000 Issue 5 PDF HTML
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4. 大連港での友好エピソード
中国北部に位する大連港、そこでは日本の海員の姿をよくみかける。とうぜんのことだが、かれらは中国係員や労働者と接する。そのなかで、両国人民の友誼をしめす数々のエピソードが伝えられている。階級的な兄弟日本の貨物船が大連港に入港し、荷役作業をしているときだった。ある中国の労働者が足をすべらせて海に落ちた。その場にいたいま一人の労働者は、それとみると身の危険もかえりみず仲間を救おうと海にとびこんだ。この思
Author: 呂達 Year 1972 Issue 1 PDF HTML
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5. 一漁民の娘の成長
ありふれた漁民の娘として育った文淑珍さん(三十四歳)は、解放後、毛沢東思想にはぐくまれ、漁船にのりこんで活躍し、長海県の漁船〈三·八〉号の初代船長になった。その後、一九六九年にひらかれた党の九全大会に代表として出席し、げんざい旅大市革命委員会の副主任として人民に奉仕している。孤児から婦人船長に海にでて漁にたずさわるのは、昔から男の仕事とされてきた。島に生まれ漁民の娘としてそだった文淑珍さんは、島を
Author: 呂達 Year 1972 Issue 3 PDF HTML
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6. わが家にいるのとおなじだ
日本の友人が入院するというニュースがまたたくうちに大連伝染病病院内にひろまった。病院の勤務者はすぐに受けいれ準備にあたった。院長はみずから病室の手配をした。炊事係は日本料理をつくった。医師と看護婦は診察の準備をととのえた。やがて病院は厳粛な、緊張した雰囲気につつまれていった。しばらくすると、救急車が第二科の建物の前にとまった。人びとはどっとかけよった。患者は日本の貨物船「昭安丸」の乗組員で、速川孝
Author: 呂達 Year 1973 Issue 4 PDF HTML
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7. 名古屋港でおせわになった中国の貨物船
一九七二年十二月下旬、中国の遠洋貨物船〈淮安号〉は、中国製品を満載して伊勢湾に入り、名古屋港に停泊した。中国の船員は、荷上げの時間を利用して、船体の点検·修理をおこなった。そのとき、メインエンジンのシリンダー·ジャケットの水漏れとハッチのゴム·ワッシャーがいたんでいるのを見つけた。名古屋のあるドックに修理を依頼したところ、日本の友人はこころから援助の手をさしのべてくれた。翌朝、修理用具をたずさえた
Author: 呂達 Year 1973 Issue 10 PDF HTML
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8. 一年半で完成した大連新港
遼東半島の南端にある大連港は、不凍港としてその名を知られており、昔から「北海の真珠」とたたえられてきた。七十余年の歴史をもつこの港は、その東北部に位する湾内にいまひとつの新しい港が完成したことによって、いっそう若さと活気をとりもどした。春うららかな五月、記者は、その新しいオイル埠頭を訪ねた。この新港は、中国最初の近代的オイル埠頭である。規模、水深の面では今のところこれをしのぐものはなく、技術設備も
Author: 呂達 Year 1976 Issue 9 PDF HTML
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9. 男には教えない女だけの文字「女書」
湖南省南部の、広西との境に近い江永県一帯に、遠い昔から伝わる特殊な文字があった。これはこの地方の女のあいだにだけ行われ、男には教えない文字なので、「婦女文字」といわれ、その文字で書かれた作品は「女書」といわれる。発見の経過江永県は奥地だが、瀟水の上流に沿った盆地で物産豊富、民風純朴なよい所だ。一九五四年、江永県文化館の周碩沂さんが、県内の上江墟郷葛覃村ではじめてこの文字を発見し、地元の胡池珠さんの
Author: 呂木 Year 1986 Issue 10 PDF HTML
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10. かぜぐすり
寒い時期になると、かぜにかかる人が増える。せき、鼻水、くしゃみなどがよく見られる症状だ。漢方薬はよく効くし、副作用がない、手に入れるのも簡単、とあって病院に行かず、自ら薬屋に足を運んで買う人が多い。自分で購入、服用するのは便利だが、同じ薬を飲んでも人によって効果が違う。すぐに治る人、なかなか効き目が現れない人、かえって悪くなる人などさまざまだ。なぜか。漢方医学·薬物の基本的常識があれば答えは簡単。
Author: 呂玫 Year 1989 Issue 1 PDF HTML