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Your search : [ author:収蔵 薄松年 文 魯忠民] Total 4203 Search Results,Processed in 0.098 second(s)
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1. ねずみの嫁入り
魯迅は、正月十四日の晩は、ねずみの嫁入りの行列が見たくて、いつ始まるかいつ出てくるかと眠れなかったと、浙江省紹興での幼年時代を回想している。ねずみの嫁入りの話は中国各地にあり、山西省では、暮れの二十三日に神々が天に上ってしまうと家ねずみが活動をはじめ、吉日を選んで婚礼をするので三、四日のあいだはどの家でもオンドルの煙突のあたりで、毎晩、花嫁行列の笛や太鼓の音が聞こえるとされる。江西省では、元旦がそ
Author: 収蔵 薄松年 文 魯忠民 Year 1991 Issue 2 PDF HTML
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2. 和合二仙
月落ち鳥啼いて霜天に満つ 江楓 漁火 愁眠に対す 姑蘇城外 寒山寺 夜半の鐘声
Author: 年画収蔵 薄松年 写真·文 魯忠民 Year 1991 Issue 8 PDF HTML
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3. 福禄寿
福禄寿は、日本では、長頭短躯、白髪を垂らし杖を手にした延命長寿の神で、七福神の中のおなじみの一人だ。ところが、中国で福禄寿といえば、福神、禄神、寿神という三人一組の神のことで、中国の福禄寿は、幸福と俸禄と長寿をそれぞれ分担している。福は、古来、人びとが追求してやまないもの。幸福、福相、眼福など、中日両国に共通のめでたい言葉が沢山あるが、満足や希望をもたらしてくれる人や神を、中国では福星といっている
Author: 収蔵 薄松年 白大成 写真·文 魯忠民 Year 1991 Issue 10 PDF HTML
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4. 伝説と民芸 かまどの神
かまどの神は中国語で「吐神」と言い、「吐君」「辻王爺」「吐王吐母」「辻君菩薩」などとも呼ばれている。中国の民間信仰のなかで、最も広く祭られている神のひとつだ。昔は、上は天子から下は庶民まで、みなこの神を祭っていたが、現在では、一部の辺ぴな農村にしかこの習慣は残っていない。毎年、農暦の十二月二十三日か二十四日になると、人びとは台所の蛙神の画像の下や位牌の前に、酒、お菓子、果物などを供え、年長者から順
Author: 収蔵 薄松年 写真·文魯忠民 Year 1992 Issue 1 PDF HTML
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5. 財神―お金もうけの神様
ひとむかし前まで、中国民間信仰の神様たちの中で、この財神ほど人気のあった神様もいないだろう。お金のきらいな人はいないのだから、もっともな話である。大みそかの夜になると貧しい家の子どもや宿なし、乞食などが財神を印刷した年画を持って家から家へ、商店から商店へと売って歩いたものだ。「財神様がおいでだよ!財神様だよ!」。わざわざおいで下さった福の神に玄関払いを食わせる人がいるだろうか。でまあ、一枚また一枚
Author: 収蔵 薄松年 写真·文 魯忠民 Year 1992 Issue 7 PDF HTML
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6. 福禄寿三星(フールゥショウサンシン)
新年に幸せを願う民間美術ではよく福、禄、寿の三神を合わせて、「福禄寿」または「福星、禄星、寿星の三星」などと呼んでいる。三星とはそれぞれ福運、官禄(俸給)、長寿を表す。人々に好まれていて、とりわけ春節(旧正月)になると、多くの家では新しい三星の年画(めでたい神像などを印刷したもの)を壁に貼る。ここでいう「福」には「財運」も含まれる。民間年画『天官賜福』(天官から福を賜る)の天官は最もよく知られる福
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 2 PDF HTML
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7. 門神(メンシェン)
勇敢な武将が家を守る春節(旧正月)の時期に、中国各地の人々は、家の門戸に「門神」(メンシェン)を貼る習慣がある。史書には早くから、年初めに「神荼」「郁壘」「神虎」などの神像を門戸に描き、厄(やく)を除けたと、記載されている。宋代以降になると、木版印刷の神像が流行し、そのスタイルや数がますます増えた。初期のころは武将の像が主であったが、明·清代以降になると、「文門神」(文官の神)など各種のスタイルが
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 4 PDF HTML
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8. 竈神(ザオシェン)
福をもたらすかまどの神様春節(旧正月)の前になると、中国の民間では、かまどの神様「竈王(ザオワン)」(竈神)を描いた紙を、かまどの上の壁に貼る。竈王をこうして祭るのは、原始社会の人々が、火を尊ぶならわしが今に続いているものだ。言い伝えでは、旧暦の12月23日(または24日)になると竈王が天へと上り、一家のその1年間のよしあしを玉皇大帝に報告する。このとき各家庭では、線香をたき、供え物をして、竈王を
Author: 年画収蔵·薄松年文·魯忠民 Year 2003 Issue 6 PDF HTML
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9. 蚕猫(ツァンマオ)
ネズミからカイコを守る中国江南の農村で、養蚕や食糧貯蔵の際にもっとも恐れられるのが、ネズミの害だ。そのため、ネコを飼育してネズミを駆除するのは、カイコや食糧を守るのに重要である。毎年春の養蚕の季節になると、人々はみな「蚕猫(ツァンマオ)」と呼ばれる年画を買って、カイコ部屋に貼り飾る。この年画には、ネズミを捕まえた大ネコ·小ネコが真ん中に、桑の葉が左上に描かれているが、それはネズミをすっかり駆除し、
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 7 PDF HTML
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10. 文財神(ウェンツァイシェン)
実在の人物がモデルに中国の民間に伝わる神様のなかで、おそらく財神(ツァイシェン)ほど人々から好かれる神はないだろう。旧暦の大みそかの晩に、各家では新しい財神の年画を貼りかざり、正月2日に古い年画を燃やすのだ。財神の木版年画は、種類が多い。「文財神」「武財神」「利市仙官」「五路財神」「回回進宝」などがあり、なかでも文財神と武財神は、もっとも普遍的である。文財神は、文官の姿で、宰相の紗帽をかぶり、長い
Author: 年画収蔵·薄松年 文·魯忠民 Year 2003 Issue 8 PDF HTML