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Your search : [ author:北京語言学院留学生 中安真理] Total 5 Search Results,Processed in 0.073 second(s)
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1. 「長い長い手紙」(上)
前略、お元気ですか。中国に来て初めての新年は、北京の宿舎で迎えました。これまでにいくつか心に残る出来事がありました。そのうちの二つをご紹介しましょう。月と楊大哥それは国慶節(中国の建国記念日、十月一日)の前日、美しい満月の夜のことでした。友人の篆刻師の鄭さんの家に招かれ、餃子をごちそうになった後、皆でちかくの公園へ月を見に行きました。公園にはネオンのまぶしい野外ダンス場があり、鄭さんの奥さんに誘わ
Author: 北京語言学院留学生 中安真理 Year 1994 Issue 7 PDF HTML
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2. 「長い長い手紙」(下)
南京棲霞寺裏山の占い師さて、本堂を出て寺の裏へまわり、木戸をくぐると、そこに仏舎利塔がありました。高さ五メートルほどの石造りの塔でしたが、ちょうど修復中で見ることができませんでした。千仏岩は塔の向こう側にありました。思ったより規模は小さく、ただ大きな岩の表面にあちこち穴を穿ち、仏像が彫られているだけでした。顔を近づけると、静かに小雨が降り始めました。首のない仏像が多いのは、文化大革命時に壊されたた
Author: 北京語言学院留学生 中安真理 Year 1994 Issue 8 PDF HTML
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3. 欧米人は意欲的
中国の大学で学ぼうとする外国人留学生の多くは、まず、「北京語言学院」で、中国語の基礎をみっちり仕込まれます。北京語言学院は、いわば、中国語学習者のメッカといったところでしょうか。わたしのクラスは、三系(第三学部)進修班。同学(クラス·メート)は十三人。日本人六人、ポーランド人二人、フランス、アイルランド、ニュージーランド、ノルウェー、アメリカからそれぞれ一人。“共通語”は中国語。世界中どこに行って
Author: 北京語言学院留学生 石原尚 Year 1987 Issue 4 PDF HTML
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4. 早起きは三文の徳
北京語言学院は市の西北郊にあって、キャンパスは緑であふれている。ポプラの並木と花壇の間に建物が点在するといった感じで、東京のせせこましさからは、ちょっと想像もできないようなゆったりとした環境にある。「日が落ちて眠り、日が昇るとともに起きる」と言ったら大げさかもしれないが、とにかく中国の朝が早いのにはびっくりした。まだ暗いうちから、グラウンドを走る人、太極拳でひと汗流す人、「気功」の一種なのか、独特
Author: 北京語言学院留学生 辻優 Year 1987 Issue 5 PDF HTML
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5. 生きた言葉を学びたい違いを超える“何か”も
北京で冬をむかえるのも、これで三回目。寮の部屋の中で、温かいジャスミン茶をすすりながら、小雪の舞うキャンパスを眺めていると、本当にゆったりとした、何とも言えない幸せな気分になってきます。私は現在、北京市郊外にある北京語言学院で、現代中国語を勉強している留学生です。この大学は、外国人を対象とした中国語教育において中国一の歴史を誇っており、経験豊かで優秀な先生方も大勢いらっしゃいます。勉強の中心となる
Author: 北京語言学院留学生 荘加あずさ Year 1994 Issue 6 PDF HTML