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1. 海南島潜水記(上)
三亜への道飛行機は椰子の葉をかすめるように、海南島海口飛行場に着陸した。タラップに立つと、南国特有な、じとーっとした風が、かじかんだ肌に心地よい。つい二時間ほど前までは、マイナス八度の武漢で、雪により閉鎖された空港の再開を震えながら待っていたことなど、まるで悪夢のようだ。「人間は暖房施設の必要なところには住むべきではない」との持論に固執する南島志向人間は、ただその風の匂いを嗅いだだけで、踊りだした
Author: ルナックス(株)武漢駐在代表 小見栄一 Year 1993 Issue 8 PDF HTML
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2. 海南島潜水記(下)
機材をかついで港に行くと、待っていたのは、正真正銘のジャンク。香港あたりのクルーズ用のそれとは違って、年季の入った甲板は、魚の油で黒光りし、どこから見ても、どこを嗅いでも現役の漁船の貫禄だ。港を後に、海の色はくすんだ緑色から、しだいに鮮やかな紺碧へと変わって行く。途中、船で生活している人のための、水上移動式百貨商場で鉱泉水を買い、船はゆっくりと記念すべき中国最初のダイビングスポット「鹿回頭」沖へと
Author: ルナックス(株)武漢駐在代表 小見栄一 Year 1993 Issue 9 PDF HTML